「あおり運転」で事故に遭わないために知っておくべき対処法

あおり運転 よくある車のトラブル
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車を運転していると、年に何回かは運転マナーの悪いドライバーに出くわしますよね。皆さんは今までにこんな経験ありませんか?

  • 高速道路で幅寄せされて煽られた。
  • 後続車がハイビームのまま走行している。
  • 後続車が煽りながら、ハイビームでパッシングしてくる
  • ちょっと慎重に運転しているだけで、後ろからガンガンクラクションを鳴らしてくる。
  • 後方を全く確認せずにバックしてくる。

これらの危険運転行為は、交通事故に繋がる可能性が高いのです。また、万が一、このようなイラっとした運転行為が原因で、交通事故が起きた場合、相手に対して責任を取らせることはできるのでしょうか。今回はこれら一つ一つのケースを仮定して検証してみたいと思います。

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高速道路で後続車が異常に接近してきた

車間距離を十分空けない行為は大変危険な行為です。その程度や状況にもよりますが、基本、過失割合の修正要素となるのはほぼ間違いないでしょう。ただし、問題なのは「後続車の急接近行為と煽りがあった、車間距離を詰められた」という事実が証明できるかどうかです。

万が一、後続車の煽り行為が原因で交通事故が発生したとしても、相手は「自分が急接近した、車間距離を詰めた」とは認めないでしょう。そのため、相手が幅寄せという危険な運転行為をした、という証拠が必要になる可能性があります。

このような場合、ドライブレコーダーや高速道路の監視カメラなどが有効な証拠となります!なければ、助手席の人にスマホ等で動画を撮影してもらうようにしましょう。
よって、ドライブレコーダーを後部ガラスに貼り付けて、ドライブレコーダー、スマホで撮影していることアピールすると効果的です。

また、携帯で運転中でもよいので、事故を起こす前に、ナンバーを警察に伝えて、通報するのも重要です。

万が一、車間距離詰まった事が原因で交通事故を起こした場合は、交通事故に強い弁護士に相談し、ドライブレコーダーの録画を見せながら今後の対策を立てるとよいでしょう。

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後続車がハイビームのまま走行している。

マナーの悪いドライバーの中には、後ろからハイビームを付けてガンガン煽ってくるというケースがあります。後続車がハイビームをつけていると、その前を走る車は非常に眩しく運転がしにくい状況になります。

このような場合、ハイビームの光が原因で目が眩んでしまいその結果事故が発生したら、事故の状況にもよりますが基本過失割合に対して多少の修正が考えられます。
なお、このようなハイビーム車に出くわした場合に絶対にしてはいけないことがあります。

【急ブレーキは絶対に踏まないこと】

インターネット上の書き込みを見ると「ハイビームで煽られたから急ブレーキで停まってやったぜ」というようなコメントがありますが、万が一後続車からハイビーム攻撃を受けても絶対に急ブレーキは踏まないでください。

たしかに、ハイビームは非常に危険ですので前方の車は早めに停止してやり過ごすのがよいでしょう。ですが、急ブレーキを踏んでしまって万が一後続車が追突した場合「ハイビームをつけていたあなたが悪い」の一言で、あなたの過失がなくなるわけではありません。不用意な急ブレーキは過失相殺の対象となりますから、いくら相手がハイビームだったからといっても急ブレーキは認められません。このような場合は、徐々に減速して停車するなど、後続車に対して追突しないよう配慮をした運転が求められますので、十分注意しましょう。

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クラクションを鳴らして煽ってくる

ちょっと慎重に運転しているだけ

交差点などで慎重に右折しようと直進車が途切れるのを待っているのに、後ろの車(特にタクシー等)がクラクションをガンガン鳴らしてくる、なんてことありますよね。

都内のタクシードライバーは、自分の道路?のように勘違いして運転している人が多いのが、残念ながら現状です。だから、ちょっとした迷い運転でもしたら、クラクションをならし「早くしろ!」とプレッシャーをかけてきます。空車のタクシーは何故そんなに急ぐのでしょう??

こういった場合、一番適切な対処法は「無視すること」です。煽られない車とは無視する車です。

クラクションに気を取られたり、それによってあなた自身がイライラしてしまうと、交通事故を誘発してしまう恐れがあります。このような場合、万が一あなたがクラクションを鳴らされたことで交差点に無理やり侵入して衝突事故を起こしたとしても、クラクションを鳴らした人に対して事故の責任を取らせることはとても難しいと考えてください。

ですから、クラクションを鳴らされようが、怒鳴られようが、あなたが安全だと思う運転の仕方で交差点に侵入すれば良いのです。ちょっと強引に聞こえるかもしれませんが、このようなクラクションを鳴らされた場合は、無視するのが一番無難な対処法なのです。

タクシーの運転手さん!そんなに急いでどこに行くの?と無視するのが良いのです。

クラクションを鳴らすと罰金になる

クラクションについては、道路交通法において「警音器」という呼び方でその使用方法が規定されています。

道路交通法第54条

1:クラクションを鳴らさなければならない場合

①左右の見とおしのきかない交差点、見とおしのきかない道路のまがりかど又は見とおしのきかない上り坂の頂上で道路標識等により指定された場所を通行しようとするとき。
②山地部の道路その他曲折が多い道路について道路標識等により指定された区間における左右の見とおしのきかない交差点、見とおしのきかない道路のまがりかど又は見とおしのきかない上り坂の頂上を通行しようとするとき。

こういった状況でクラクションを鳴らさなかった場合は5万円以下の罰金となります。

2:クラクションを鳴らしてもよい場合

危険を防止するためにやむを得ないとき。例えば、車の接近に気がつかず突然道路を横断し始めた歩行者がいた場合や、前方の車が突然バックしてきたような場合。

3:クラクションを鳴らしてはならない場合

1に規定する「クラクションを鳴らさなければならない場合」以外の場合は原則クラクションを鳴らしてはならない。
不用意にクラクションを鳴らした場合は、2万円以下の罰金または科料が科せられます。

あまり一般には知られていませんが、クラクションにはこのような法規制がされていますので、クラクションを鳴らす際にはこれらの点について十分注意しましょう。

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後方を全く確認せずにバックしてくる。

駐車場などで全く後方を確認しないままバックをしてくる迷惑な車がいますよね。これは非常に危険な行為であり、万が一後ろに子供がいてひかれてしまった場合は、100%ドライバーの責任になるでしょう。
では、突然車がバックしてきて、自分が乗っている車に接触した場合の過失割合はどうなるのでしょう。

クラクションを鳴らしたかどうかが重要となる場合がある

基本的にこのようなケースの場合は、普通に考えれば後方を確認せずにバックしてきた車が100%悪い、と考えるのが自然でしょう。ただし、示談交渉の世界ではそう簡単にいかない場合があります。例えば

「なんであなたはクラクションを鳴らさなかったの?鳴らしていればぶつからなくて済んだのに」

という反論をされるおそれもあるのです。たしかに悪いのは後方を確認せずにバックしてきた人ですが、後ろにいたあなたにも危険を回避するためにクラクションを鳴らすことはできたはず、という主張を相手にされてしまい、結果として10%程度過失相殺されてしまう可能性があるのです。

前方車両との距離によっても結論は変わってくるとは思いますが、基本的にはあなたが後続車であっても危険を感じた場合は、それを前方車両に警告するためにクラクションを鳴らすなどの回避行動をとらなければならない、ということをよく覚えておきましょう。

いかがでしたでしょうか。

マナーの悪いドライバーには本当にイライラさせられますが、そんな時こそ「平常心」が大切です。

煽られない車=「平常心」で運転している車と定義できるのです。

もしもこういった状況に出くわした場合は、これらの知識を思い出していつもよりも冷静に対処するよう心がけることが大切です。そうすれば、万が一交通事故になってしまっても、あなたにとって有利に示談交渉を進めることができるでしょう。

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