免停講習(停止処分者講習)を解説|内容・短縮期間・料金丸わかり

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点数・罰金

免停講習(正式名称:停止処分者講習)とは、運転免許の停止処分を受けた人が「免許停止期間を短くする」ために受講する講習です。

具体的に言えば、免許停止期間が30日間の場合、前歴次第ですが最大で29日短縮され「実質免停1日」にすることも可能です。

仕事で車を運転しなければいけない方にとってはもちろん、普段の買い物や送り迎えのために一日でも早く免許を回復したいという方は必ず、免停講習を受講していち早く免許を回復させましょう。

この記事では、特に「免停講習の内容」や免停講習を受講するときのポイントや注意点について、わかりやすく解説します。

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免停講習とは

免停30日、60日、90日以上で3種類の短縮講習あり

免停講習には「短期講習」、「中期講習」、「後期講習」の3種類あります。

短期講習の場合は1日のみ(6時間)ですが、免許停止期間60日の中期講習では2日間(合計10時間)、免許停止期間90日~180日の長期講習は2日間(合計12時間)となっており、各講習の合計時間が異なります。

免停講習を受けるための料金や短縮期間は次のとおりで、免停の期間によって変動します。免許センターで印紙を購入して支払うことができます。

講習区分金額免停処分日数短縮日数
成績「優」成績「良」成績「可」
短期講習約14,000円30日29日25日20日
中期講習約23,000円60日30日27日24日
長期講習約28,000円90日以上45日40日35日
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免停講習を受けない場合は、免許停止期間を短縮できない

上記の通り、免停講習を受けて優秀な成績を収めた場合は、免許停止期間を短縮することができます。

たとえば免停30日の場合、優秀な成績を収めると29日間の短縮を受けることができます。この場合は、1日のみ免許停止となり、免停試験を受講した翌日から車を運転することができることになります。

仕事や私事で忙しくて講習を受けない場合は、もちろん短縮できません。

注意が必要なのは、1日の停止で済んだ場合には「免停処分を受けた」という意識が希薄になり、うっかり違反を繰り返して前歴を積み重ねがちになってしまうことがありますので、そのようなことがないように十分に注意しましょう。

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免停講習での短縮期間の決め方

免停講習では、様々な検査や講義なども行われますが、何日の短縮を受けることができるかは、最後のテストの成績と受講態度の総合評価によって決まります。

特に重要なのがテストの結果です。

テストの正答率が85%以上(36点以上)だと「優」とされ、もっとも多くの日数を短縮してもらうことができます。免許停止期間が30日間の場合で29日間短縮してもらうことができるのは、テストの成績「優」の場合のみです。

正答率70%以上(35~30点)だと「良」、正答率50%以上(29~21点)だと「可」とされ、免停期間に応じてそれぞれ短縮日数が設定されています。正答率50%未満(20点以下)だと「不可」となり、免許停止期間を短縮してもらうことはできません。

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免停講習と違反者講習とは異なる

免停講習としばしば混同されるのが違反者講習です。

違反者講習とは、軽微な違反を繰り返して累積手数が6点になった人を対象として行われる講習をいいます。

つまり酒気帯び運転や速度超過など1回の違反で6点になるような違反行為を起こした方は対象となりません。

まとめると、

  • 違反者講習は免許停止処分を受けないために受講する講習、
  • 免停講習は免許停止処分を受けてしまった後にその期間を短縮してもらうために受講する講習

ということになります。

違反者講習に関して詳しく知りたい方は、下記記事をご覧ください。

免停講習の内容は、適性検査、運転シミュレータによる指導、教本による指導、実車運転、そしてテスト(筆記試験)などがあります。

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免停講習の注意点|時間・日程・車での行き帰りはOKか

免停講習の時間や日程は免許停止期間によって異なります。

免停講習の開始時間と終了時間は会場によって若干異なりますが、午前9時前後に開始し、夕方に終了するのが一般的です。

大きな免許センターでは短期講習は平日の月曜から金曜まで毎日開催されていますが、中期講習・長期講習では曜日が指定されていることがあります。会場によって異なりますので、よく確認して必ず時間通りに会場に着くようにしましょう。

当然のことですが、免停講習を受講する時点で運転免許は停止していますので、免停講習の会場に車で行くことも帰ることもできません。免停期間中に車を運転すると無免許運転となり、25点というかなり大きな点数が加算されることになりますので、免停講習には行くとき、また帰る時には必ず公共の交通機関を使用しましょう。

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免停講習のスタート(免許証返納・受講上の諸注意)

まず出頭した際に、免許停止処分書を渡され、免許証を返納し、その後係員から受講上の諸注意の話があります。

免停講習を受けるために必要な持ち物もあらかじめ確認しておいてください。

  • 免許停止処分書(その場でもらえる)
  • 受講料
  • 印鑑
  • 筆記用具
  • メガネやコンタクト(必要な人のみ)
  • 車を運転するのに適切な服装と靴
  • その他指定されたもの

必要な持ち物をうっかり忘れてしまった場合は免許センターの係員に相談してみましょう。

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免停講習の適性検査

適性検査とは、車を安全に運転するための基本的な能力があり、危険な運転をする傾向がないかどうかを検査するための試験です。下記の2種類に分けることもできます。

「機器を使用した運転適性検査と診断」

機器を使用した運転適性検査とは、ランプが付いたらペダルを踏む、指示された方向にハンドルを回すなど、測定機器を用いて動体視力、視覚刺激反応、夜間視力を検査するものです。

これにより、急な飛び出しに対してすぐにブレーキペダルを踏めるか、正確に運転操作ができるかといった点について診断と指導が行われます。

「筆記による運転適性検査と診断」

筆記による運転適性検査とは、心理テストのようなものを使って運転中の意識や態度などを把握するものです。危険な運転をする傾向があると診断されたときには改善のための指導が行われます。

適性検査の結果が免停講習の合否や短縮日数の長さに影響することはありませんので、自分を包み隠そうとせず、普段どおりに検査を受ければ問題ありません。せっかくの機会ですので、自分の身体的・心理的傾向を把握して今後の安全運転に活かすとよいでしょう。

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免停講習の運転シミュレータ

適性検査に続いて、運転シミュレータによる指導が行われます。

運転シミュレータとは車の運転を疑似的に体験できる機器のことで、ゲームセンターにあるようなものをイメージしていただけるとよいでしょう。

運転シミュレータは事故や危険な状況を体験させることを目的としたもので、急な飛び出しなどに対応できるか検査し、その結果をもとに指導がなされます。

運転シミュレータによる検査も、適性検査と同様に免停講習の結果に影響するものではありません。

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免停講習の教本による講義

教本が配布され、座学による講習が行われます。

講義の内容は現在の道路交通事情や交通事故の状況、交通事故被害者の惨状や加害者が負う社会的責任、安全運転についての知識と心構え、実践的な安全運転の方法や道路交通法の知識など基本的なものです。

最後に行われるテスト(筆記試験)では主にこの講義の内容が出題されますし、受講時の態度は短縮機関に影響しますので、居眠りなどはせず講義の内容に集中するようにしましょう。

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免停講習の実車運転

指導員が同乗して実車を運転する実車運転が行われます。

数人が一組となって一台の車を順番で運転し、指導員の指導が行われます。走行距離や時間は短期講習、中期講習、長期講習でそれぞれ異なります。MT免許保持者でもAT車を選択することができますので、MT車を運転する自信がなくても心配は不要です。

具体的な内容は都道府県によって異なりますが、一般的にはコース外周からコースの内側への進入、クランク型、S字型の走行、右左折や見通しの悪い交差点の走行を行い、加速、減速などの対応、交差点での対応、減速とハンドル操作、飛び出しに対する注意・対応が診断されます。

この実車運転も免停講習の結果には影響しませんので、普段どおりに運転すれば問題ありません。

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免停講習のテスト(筆記試験・考査)

最後に○×式によるテストが行われます。42点満点で制限時間は20分です。

内容は細かな交通ルールよりも運転時の心構えに関する問題が中心になりますので、特別に準備が必要なものではなく、常識的な知識と感覚があれば問題なく正解することができます。

とはいえ、このテストの結果によって短縮日数が決まりますので、どうしても「優」の評価を取りたい場合は集中して取り組むようにしましょう。

免停講習の内容やポイントをお分かりいただけたでしょうか。

以上のように、免停講習の内容は決して難しいものではなく「優」の評価を受けることが誰でも可能です。安心して受講しましょう。

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