オーバーヒートが起きる原因は冷却水不足?対処法や防止策まで解説

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オーバーヒート車のトラブル

夏場にとくに多い車のトラブルとして、オーバーヒートが挙げられます。煙が上がったり、後遺症が残ったりなど車に大きなダメージを与えるため、気をつけておきたいところ。

とはいえ、車の異常に対して

  • 本当にオーバーヒートの症状か分からない
  • オーバーヒートであれば原因をはっきりさせておきたい
  • 対処法や対策を知っておきたい

という方も多いと思います。

そこでこの記事では、オーバーヒートに関するお悩みを解決していきます。
2分くらいで簡単に読めて、安全にドライブできる可能性が高くなりますので、ご一読ください。

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車のオーバーヒートとはどんな意味?

オーバーヒートとは、車のエンジンが正常に作動する範囲をこえて過剰に熱くなってしまっている状態のことです。車の心臓部とも言えるエンジンのトラブルなので、放っておくと危険を伴います。

一般的には、冷却システムがきちんと働いていればエンジンが適切に冷やされ、オーバーヒートは起こる可能性が低いです。

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オーバーヒートに関わる車の冷却水とは

冷却システムの中でも重要なのが冷却水です。冷却水は別名、

  • ラジエーター液
  • クーラント液

とも言われることがあり、エンジンを冷やしたりエンジンを錆びないようにする役割があります。

冷却水はエンジンルーム内のリザーバータンクというプラスチックの容器に入っていて、キャップに、

  • 「冷却水」
  • 「COOLTANK」

といった表記があるのですぐに分かるでしょう。

ちなみに冷却水は水道水とは違った成分で、基本的に鮮やかな赤色や緑色をしていることが多いです。

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オーバーヒートしたらどんな症状が起こる?冷却水の状態は?

エンジンが過熱してしまうオーバーヒートですが、具体的にどのような症状が起きてしまうのでしょうか。冷却水の状態についても同時に確認しておきましょう。

初期症状はエンジンの回転数が不安定、冷却水の温度が高温になるなど

オーバーヒートの初期に見られる症状は、以下のようなものが代表的です。

  • エンジンの回転数が不安定になり、思うように加速しない
  • 水温計の針がHにかなり近づいている
  • エンジンルームから冷却水の甘い匂いがする(冷却水が漏れている)
  • アクセルを踏むと「カリカリ」というような異音がする

とくに分かりやすいのが水温計の温度だと思います。スピードや音、匂いについては敏感に感じられない方もいるかもしれませんが、水温計は客観的な指標として間違いようがありません。

普段から水温計をチェックするようにしておくと、オーバーヒートも初期の段階で対処することができます。

中期症状は、冷却水の温度が水温計のHを超える

オーバーヒートの症状が進行してくると、以下のような状態が起こります。

  • 水温計の針がHを超える
  • エンジンルームから水蒸気が発生する
  • 「キンキン」というような高い異音がする

初期症状よりも顕著なので気づく方も多いでしょう。警告灯も光っているはずなので、分かりやすいです。

末期症状は、冷却水不足になり水温計がCになる

いよいよ危険度の高い末期の症状は以下の通りです。

  • 水温計がCマークを示す(冷却水がほどんど無い)
  • 焼け焦げた匂いが発生する
  • エンジンが掛からない
  • エンジン内部から異音がする
  • 煙が上がり始める

冷却水がほとんど無くなり、エンジンを冷やせていない状態です。煙が上がったりエンジンが掛からないこともあるので、気付かざるを得ないでしょう。

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オーバーヒートしたら警告灯などのマークはどうなる?

オーバーヒートを起こしているとき、水温の警告灯が反応しています。色別の状態を覚えておいて、正しく認識できるようにしましょう。

  • 緑色:安全
  • 青色:低温
  • 赤色:高温

色については、国際規格のISOで決められているので海外の車でも同様です。
赤色が点滅・点灯していたら危険の合図なので注意して見るようにしましょう。

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オーバーヒートの原因

そんな危険性のあるオーバーヒートですが、どのような原因で起きてしまうのでしょうか。基本的に冷却システムの不具合ですが、その不具合が起きる要因もいくつかあるので、一つずつ見ていきましょう。

冷却水の不足や漏れで、エンジンが高温になってしまう

冷却水が足りていなければ、エンジンが上手く冷やせずに高温になってしまいやすいです。
以下のことが、冷却水が足りなくなる要因になり得ます。

  • メンテナンス不足で冷却水が不足している
  • ラジエーターやウォーターポンプの故障で冷却水が漏れている

車の下から赤や緑に着色された液体が漏れていたら、冷却水が漏れているので修理に出すことをおすすめします。

ウォーターポンプが不具合を起こして、冷却水の循環ができていない

ウォーターポンプとは、冷却水をエンジンへ循環させる機能を持つ装置です。故障していると、エンジンが高温になってしまう可能性があります。

ウォーターポンプはあまり故障することはありませんが、一般的にメーカーなどは走行距離10万キロを目安に交換することを推奨しています。

10万キロ以上走行している車は、ゴムが劣化していないかチェックしておくとよいでしょう。

サーモスタットが不具合を起こして、冷却水の温度調整ができなていない

サーモスタットは、冷却水の温度を調整してくれる装置です。故障していると温度の上昇を抑えられず高温になってしまうため、オーバーヒートを引き起こす可能性も高まります。

ラジエーターが雪などで塞がれるか不具合を起こして、エンジンを冷やせない

ラジエーターは簡単に言うと、エンジンを冷却する役割を果たしています。ラジエーターのキャップやホースが破損していると、上手く冷却できなくてオーバーヒートを引き起こしやすいです。

また、故障していなくとも雪などで塞がれてしまうとしっかり作動しません。吹雪が起きた後などは、走行前に雪を払っておくことをおすすめします。

電動冷却ファンが故障していて、ラジエーターに風を送れていない

電動冷却ファンは、ラジエーターに風を送り冷却する装置です。扇風機のような役割を果たしています。ラジエーターは走行中に作動しますが、渋滞中などはあまり働きません。そこで電動冷却ファンが必要なのです。

故障していると、渋滞や長時間ゆっくりとした運転が続いたときにオーバーヒートを起こす可能性があります。

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オーバーヒートの対処法

注意していたとしても、とくに夏場や古い車ではオーバーヒートを起こしてしまうかもしれません。実際にオーバーヒートになってしまったときの対処法を確認しておきましょう。

車を速やかに停車する

当たり前ですが、初期症状など少しでも異変が感じられた場合には速やかに安全な場所で車を停車するようにしましょう。

ボンネットを開けて、エンジンを冷やす

オーバーヒートはエンジンが過熱している状態なので、とにかく冷やすことを考えボンネットを開けて風通しをよくしておきましょう。その際、エンジンは止めずに掛けっぱなしの方が良いです。ボンネットを開けるときは熱いので充分に気をつけましょう。

エンジンを切ると冷却水やエンジンオイルの循環が止まってしまって、さらに温度が急上昇する危険性があります。しかし、冷却水が漏れている場合や、電動冷却ファンが回っていなければエンジンを切って自然冷却をするべきです。

ロードサービスを利用する

冷却水を補充するだけで対処できることもありますが、念のためロードサービスを利用することをおすすめします。無理に走り続けてしまってはエンストなどの危険性があるので、気を付けてください。

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オーバーヒートした車はどんな後遺症が残る可能性がある?

オーバーヒートは初期症状などを感じながらも、対処をせずにそのままにしていると後遺症を残してしまう可能性もあります。どんな後遺症が起こり得るのか確認しておきましょう。

コンプレッサーが故障してエアコンが効かなくなる

車のエンジン周りが過熱状態になってしまうと、様々な部品に悪影響があるのです。
エンジン内のパーツの一つのコンプレッサーが故障してしまうとエアコンが効かなくなります。

重度であれば、すぐオーバーヒートが再発することも

異常な高温が長く続くと、金属系の部品に歪みが出てしまうことがあります。シリンダーガスケットという部品に影響が出ると、エンジンに深刻なダメージを与えたり、冷却水がすぐに空っぽになりやすいです。

そうなるとオーバーヒートを再び起こしてしまいます。重度のオーバーヒートを放置してしまうと、繰り返しやすいという辛い後遺症が残る可能性があるのです。

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オーバーヒートしたときの修理費はどれくらい?部品別に解説

オーバーヒートしてしまったときの修理費用を部品別に表で解説します。

修理内容修理費用
冷却水の補充1,000円〜3,000円
ウォーターポンプの交換20,000円〜70,000円
サーモスタットの交換6,000円〜15,000円
ラジエーターの交換20,000円〜80,000円
電動冷却ファンの交換30,000円〜100,000円

部品の交換はとくに新品か中古品・リビルド品で大きく値段が変わってきます。また、一般的には自動車ディーラーに任せてしまうと高くなりがちです。費用を抑えたい場合は、町の自動車整備工場から一度見積もりを取ってみることをお勧めします。

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オーバーヒートを防止する、日頃からできる対策や便利グッズとは?

できることなら、オーバーヒートで危険な目に合うことも高額の修理費用を払うことも避けたいですよね。日頃からできる防止策を確認しておきましょう。

冷却水の点検を行う

オーバーヒートは冷却がきちんと行われるかどうかが非常に重要です。冷却水はできれば半年に1度くらいは点検しておくと良いでしょう。

  • リザーバータンク内の冷却水が極端に減っていないか
  • エンジンルームに漏れ出していないか
  • 冷却水の色が変色していないか

などを見ておくことがおすすめです。

冷却水の補充や交換を行う

冷却水の交換時期は、一般的に2年に1度と言われています。主成分のエチレングリコーレンが時間とともに酸化してしまうのです。交換費用は数千円で済んでしまうので、忘れずに行いましょう。

ラジエーターキャップ

オーバーヒートの対策に便利なグッズとして、ラジエーターキャップというものがあります。そもそも、ラジエーターキャップとは冷却水が沸騰しないようにラジエーターの内部に圧力をかけるものです。

この圧力は、純正の部品と市販のもので異なります。より安全性を高めるために、市販のレーシングラジエーターキャップという耐久性の高いものを使用するのもおすすめです。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?

この記事では、オーバーヒートが起きる原因や対処法、防止策などについて解説しました。
危険を伴うオーバーヒートについて理解しておくことで未然に防いで、いざ起きてしまったときも冷静に対処できるようにしましょう。

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