車を保有していたら定期的に車検を受ける必要があります。
しかし、「車検はどこが一番安くすむんだろう」「費用が思ったよりも高額でどうにかしたい」と思ったことはありませんか?
車の状態や、車検を受ける場所で車検の料金は異なります。
そのため、車検をお願いするときに金額が適正か不安になることもありますよね。
この記事では、そんな車検費用に関するお悩みを解決していきます。
車検は受けるべき場所を知っておくだけで、今までよりもお得に車検を受けられますよ。
2分くらいで簡単に読めるので、ご一読ください。
そもそも車検とはどんなもの?必要な理由や受けなかった場合について
そもそも車検とはどのようなものでしょうか。どんな検査なのか、なぜ受ける必要があるのかを確認しておきましょう。
車検とは、車が安全面・環境面ともに国の基準を満たしているかを確認する検査
車検とは、車の安全面・環境面を確認する検査のことです。
正式には「自動車検査登録制度」という名称で、国が定めています。
基本的に車検を受ける時期は、新車購入から3年後、その後は2年ごとです。
トラックや特殊車両では2年ごと、1年ごとの車両もあります。
車検満了が近づいてきたら1ヶ月前から車検を受けることができるので、忘れずに手配をしましょう。
車検は未然に事故の被害を防ぐためにも必要
車検は、事故の被害を未然に防ぐためにも必要です。車はきちんと作動せずに、人や車と衝突してしまうと命を奪いかねません。
例えば、車が故障していてブレーキが効かずに交通事故を起こしてしまうということが考えられますよね。
そうならないためにも、日常の点検や定期的な車検が重要です。
車検を受けずに公道を走ると、道路運送車両法違反の罰則を受ける
車検が切れた状態で公道を走ると、道路運送車両法違反の罰則を受けてしまいます。
具体的な罰則内容は、
- 違反点数6点
- 30日間の免許停止
- 6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金
です。
危険なので、万が一車検が切れた場合は車に乗らないように気をつけましょう。
車検費用の内訳とは
車検費用は高額で、受ける場所によって異なりますが具体的な内訳はどのようなものなのでしょうか。
大きく分けると以下のとおりです。
- 法定費用
- 基本料金
法定費用は重量税や自賠責保険料などの、どうしても必要な費用のこと。
法定費用に関しては、どこで車検を受けても変わりません。
車種にもよりますが、4〜5万円かかるのが一般的です。
基本料金は、車検を受ける場所で異なります。
メンテナンスや部品の交換費用は、業者が決められるものです。
そのため、安いところ高いところが出てきます。
車検費用の相場とは?車種ごとに紹介
それでは、具体的な車検費用の相場はどのぐらいのものなのでしょうか。
車種ごとに見ていきましょう。
プリウス・フィットなどのコンパクトカーの車検費用相場
年式や車の状態にもよりますが、プリウスやフィットクラスの車検費用は、8万円〜10万円程度です。
法定費用は4万円〜5万円なので、そのほかの部分で業者によって差がでます。
CX5・ヴェゼルなどのSUVの車検費用相場
CX5・ヴェゼルなどのSUVの車検費用相場は、9万円〜11万円程度です。
もちろんこの金額も、車の状態やどこで車検を手配するかによってまた変わりますよ。
N-Boxなどの軽自動車の車検費用相場
N-Boxなどの軽自動車の車検費用は、5万円〜7万円程度です。
普通車と比べて重量税が安くなるのが、総額が安くなっている大きな要因ですね。
車検費用の場所ごとの比較と、それぞれのメリット・デメリットを紹介
車検費用は、車検を受ける場所によって変わります。
ただし、受けられるサービスや使い勝手は多少異なるので、料金以外のメリット・デメリットについても紹介しますね。
オートバックスなどのカー用品店の車検費用
カー用品店での車検費用の相場は、
- コンパクトカー:約6万円〜7万円
- 軽自動車:約4万円〜5万円
一般的な相場より安く済むことが多いですね。
カー用品店で車検を受けるメリット・デメリット
カー用品店で車検を受けるメリットは、
- 料金が安い
- その他商品の割引を受けられることがある
というところです。
デメリットは、
- 混雑することが多い
- スタッフによって技術力に差がある
ということですね。
なじみのあるカー用品店が近くにあり、信頼できそうであれば選択してみましょう。
ディーラーでの車検費用
ディーラーでの車検費用の相場は、
- コンパクトカー:約10万円
- 軽自動車:約7万円
です。
一般的な相場より高めの値段設定ですね。
ディーラーで車検を受けるメリット・デメリット
ディーラーで車検を受けるメリットは、
- 車検のタイミングをハガキ等でお知らせしてくれる
- プロのスタッフに検査してもらえることが多い
というところ。
デメリットは、
- 費用が高い
- 次の乗り換えの購入を断りづらくなる
というところですね。
費用に余裕があり、店舗が近くにある人には良いかもしれません。
ガソリンスタンドでの車検費用
ガソリンスタンドでの車検費用の相場は、
- コンパクトカー:約6万円〜7万円
- 軽自動車:約4万円〜5万円
です。
ほとんどカー用品店で受ける場合と変わりません。
ガソリンスタンドで車検を受けるメリット・デメリット
ガソリンスタンドで車検を受けるメリットは、
- 近くにあり、気軽に申し込めることが多い
- ガソリンの割引などのサービスを受けられることがある
という点です。
対してデメリットは、
- ガソリンスタンドが民間の工場に持ち込むことが多いので、損した気分になることも
- 代車サービスを提供していないことが多い
というところ。
気軽にサービスを受けられますが、まだまだ内容が充実しているところは少ない印象です。
民間の整備工場での車検費用
民間の整備工場での車検費用の相場は、
- コンパクトカー:約4万円〜6万円
- 軽自動車:約3万円〜5万円
です。
工場にもよりますが、一般的な費用よりも安い傾向にあります。
民間の整備工場で車検を受けるメリット・デメリット
民間の整備工場で車検を受けるメリットは、
- 料金が安い
- 細かい修理などで融通が効く
というところです。
逆にデメリットは、
- 人手が足りず、受けたい日程で車検が受けられないことがある
- 工場によって対応に差がある
ということ。民間の整備工場は、費用も安く融通が効くのでおすすめです。
ただし、人手が足りないところも多いので日程等はこちらも柔軟に対応できると良いですね。
車検費用が相場より高くなってしまうのはどんなとき?
車検費用は、
- 車種
- 車検を受ける場所
以外にも高くなる要因があります。
原因として多いのは、車の状態が良くないことです。
年式が古かったり、走行距離が多すぎたりすると高額の整備料金がかかってしまいます。
車検費用をできるだけ安く抑えるには?
車検費用をできるだけ抑えるには、2つの方法があります。
- いくつかの業者から見積もりをとって交渉する
- 必要ない修理項目を外してもらう
です。
車検は工場にとっても大事な収益源のひとつです。他の工場ではこのくらいの金額だったと言えば、その金額以下で受けてくれる業者が多いですよ。
また、業者によっては利益を増やすために緊急の修理が必要ではない箇所も修理して、金額を上乗せしようとすることも。
できるだけ車に関して詳しくなっておけば、不要な修理を外して料金を抑えることもできますね。
詳しくない方は、やはり信頼できる業者にお任せすることがおすすめです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は車検費用について紹介しました。
少しでもお得に車検を受けるためにも、ぜひ車検を受ける場所などは参考にしていただけると幸いです。